専業メーカーが放つ日本企業に最適化されたB5モバイルシンクライアント、その実力に迫る
- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
日本向けに開発、11.6インチのB5モバイルシンクライアント
「いまシンクライアントもクラウドを見据えた使い方に変わっています。仮想デスクトップでは、OSはサーバー側にあり、クライアント側に一般的なOSの機能は不要です。そうなると、ますますシンクライアントが台頭してくるというのが我々の想定です。」
Atrustは、2007年に台湾で設立され、最先端のシンクライアントを中心とした製品の開発から、製造、販売までを手掛ける専業メーカーだ。国内では2014年から日本事務所が開設され、ビジネスを展開している。そもそも同社がシンクライアントにフォーカスしているのは、いくつかの大きな理由がある。シンクライアントというと、従来まではセキュリティ強化など、特定の用途で導入されるイメージが強かった。しかし最近では、仮想デスクトップ技術の進展によって、一般企業でもシンクライアントへの注目がかなり高まってきているからだ。
実際にAtrust自身もシンクライアントに対して非常に強いイニシアチブを持っている。同社のCEOであるHT Cho氏は、VAXシリーズなどのミニコンで有名だったDEC(現HP)において、シンクライアントの先駆けであるビデオ表示端末「VT200シリーズ」の開発に携わり、その後スマートフォン端末メーカー・HTCのトップとして活躍した人物だ。このような背景があり、同社は創業開始からシンクライアント技術に大変明るい企業といえるのだ。
現在、同社は200名ほど社員がいるが、そのうち約6割が技術者を占めている。ハードウェア、ソフトウェア、OSを含む、すべての設計・開発から、生産、出荷前の全品検査までを台湾自社工場で一貫して行っている。当然のことだが、このような自社開発体制によって、最新のハードウェアテクノロジーや、最新の仮想デスクトップ環境をいち早く製品に取り込めるわけだ。Citrix XenApp, XenDesktopやVMware Horizon Viewなど代表的な仮想環境をトータルでサポートし、ユーザーの要望に沿ったカスタマイズや製品開発に迅速に対応できる点も、競合他社にない差別化の大きなポイントになっている。
では、わざわざ日本向けに開発されたmt168シリーズとは、一体どのような製品なのであろうか? ここからは、同製品の特徴や使い勝手について詳しくみていこう。
・可能な限りシンプルに!専用OSによってセキュリティも万全
・シンクライアント専業メーカーならではの管理性に優れた専用ツール
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!