そのNotes移行、本当に必要? 問題発生前にチェックしたいマイグレーションのポイント
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Notesを移行する理由がはっきりしているか?
さまざまなグループウェアが存在する昨今、Notesから新たなグループウェアに移行したい企業にとっては数多くの選択肢がある。だが、実際に移行するためにはさまざまな試練や課題があり、ユーザー企業にとって苦労することが多いという。その理由について、Notesに長らく関わってきたエフ マネージャー 御代 政彦氏が解説した。同氏は「IBM Champion」というIBMの社外エバンジェリストに任命された数少ない人物でもある。
そもそもマイグレーションの定義とはなにか。プログラムやデータ、OSなどの環境やプラットフォームを移行・変換することで、一般的には別システムに切り替えることを意味する。マイグレーションにも「一部移行」「完全移行」「完全廃止」といった種類がある。また、厳密にはマイグレーションではないが「最新バージョンアップ」も選択肢に含まれる。
これらの選択肢を提示したうえで、御代氏は「本当にNotesを止める理由がはっきりしているか、あるいは他のシステムに移行してもずっと使えるかを考えてみてほしい」と語った。
「マイグレーションする理由は、コスト削減やシステムの老朽化などがほとんどです。しかし、どんなシステムでも必ず老朽化するし、新システムにしても10年後もサポートされる保証はありません。それを念頭に置き、マイグレーションするかどうかを考えたほうがよいでしょう」
マイグレーションでは、新しいアプリケーション導入後にデータを埋め込む「アプリケーションの導入・移行」や、これらが稼働するための「基盤システムの構築」が求められる。御代氏によれば「このタスクは決して簡単ではなく、移行によって様々な問題が発生したケースをこれまで数多く見てきた」というのだ。
・なぜNotes移行が必要なのか?現在の業務を見直すべし
・マイグレーションしてはいけない5つの理由
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