移行チャンスは残り2回?Windows Server 2003サポート終了直前にすべきアクションとは
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すでに企業の8割は対策済、求められる早急な意思決定
同氏は冒頭、2014年6月末時点でのWindows Server 2003の移行状況について、マイクロソフトで推計した数値を挙げて紹介した。
「2013年末に約36万台稼働していたWindows Server 2003ですが、半年後の2014年6月時点では、約30万台まで減っています。今後は2015年6月までに25万台減少し、最終的に残る台数は、5万台程度と見込んでいます」
またIDC Japanの調査によれば、Windows Server 2003サポート終了への対応方針として、じつに企業の8割以上が何らかの移行計画を持っている。一方で、そのまま継続利用を考えている、あるいは計画がない状況だという企業は2割未満だという。サポート終了まで残すところあと数カ月となった時点で対策を考えていない企業は少数派であり、緊急な対応が求められていると言える。
「そもそも、なぜ移行が必要なのでしょうか。Windows XPのサポートが終了した際にも問題になりましたが、OSに対する修正プログラムが配布されないということは、悪意あるハッカーにとって標的型攻撃がしやすくなったということ。自社のみならず、社外に対しても影響が及ぶことを認識すべきです」
では限られた時間のなかで、どのような手順で移行を進めていけばよいのか。甲斐氏は、移行にあたって4つのステップについて紹介した。
「まずは、実際の使用状況を含めたシステム資産の棚卸を行います。自社で行う場合や、パートナー企業に依頼するなど方法はさまざまです。次に、アプリケーションの役割や機能の評価(アセス)を行います。システム資産と機能が整理できたら、それぞれをどんなソリューションに移行させるかを決め、移行作業の準備に進んでいきます」
移行先となる選択肢は多様化している。そこで甲斐氏は移行先のターゲットとして「Windows Server 2012 R2」「Windows Azure」「ホスティング」「Office 365」の4つを移行先として挙げ、それぞれのメリットを紹介した。
・移行作業の工数からすると「5連休は必要」
・OSのサポート終了、最大の問題とは何か?
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