オールフラッシュにするとストレージはここまで変わる! ベンチマークで100万IOPSの実力を検証
- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
パフォーマンス・効率性に優れ、シンプルなEMC XtremIOの特長とメリット
まず清家氏は、調査機関のリサーチをベースにフラッシュストレージの動向について触れた。「国内フラッシュディスク市場の年平均成長率は、2017年までの5年間に39.2%へ推移していくものと分析されている。またフラッシュのコストは、その5年間に5分の1まで下落するだろう。従来よりも高速なストレージが求められ、重複排除や圧縮などの技術が進展し、電力使用量やラックスペースといったファシリティ関連の最適化も期待される。インフラコストの最適化という点でも注目を集めていくだろう」と予測した。
そのような状況のもと、ノックスが新たに取り扱いを始めているのが、EMCのオールフラッシュスケールアウトストレージアレイ「EMC XtremIO」だ。清家氏は、パフォーマンス・効率性・シンプルという観点から、EMC XtremIOの特長と強みについて述べた。
「まずパフォーマンスという観点では、ミリ秒未満のレイテンシー(遅延)であること、最大100万IOPSという高いI/O処理能力を有していることが挙げられます。効率性では、XtremIOはフラッシュデバイスを最適化するデータ保護の仕組みがあり、インライン重複排除やシンプロビジョニングを前提としているストレージです。シンプルという面では、大変分かりやすいインターフェースが用意されています。従来のストレージと比べ、あまりチューニングポイントがない点もXtremIOの特長でしょう」(清家氏)。
またEMC XtremIOは、“EMC Isilon”のようなストレージと同様に、スケールアウト性にも優れている製品だ。EMC XtremIOは「X-Brick」と呼ばれる単位毎に構成され、スケールアウトしていける。スケールアウトする際には、このX-Brickを追加していく形だ。「従来のスケールアップストレージでは、数年後に要件が追加された場合に拡張後の担保が取りづらいことがネックになっていました。一方、XtremIOはスケールアウト設計であるため、性能と容量をリニアに拡張できる点が大きな特長です」(清家氏)。
X-Brickは、サーバとのI/O機能をつかさどるストレージコントローラ(256GB・RAM搭載)×2台と、フラッシュディスクが搭載されるディスクアレイエンクロージャー(以下、DAE)で構成される。DAEは10TB(400GBディスク×25本)または20TB(800GBディスク×25本)の構成を選択できる。「DAEのフラッシュディスクは、2万回以上の書き込みが可能な“eMLC Disk”(フラッシュディスク)を採用しているのがポイントです。またストレージコントローラとDAEは、SAS2.0で高速にやり取りされます。ストレージコントローラ同士はInfiniBandで通信を実現し、超低遅延・高速なデータの送受信が可能です」(清家氏)。
・大容量メモリによるインライン重複排除機能で高速性・低遅延を実現
・EMCの目標値超えが続出したベンチマークの検証結果
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!