開発で手一杯のIT部門、それでも運用を後回しにしない“クラウド化+自動化”のススメ
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システム運用の改善は、開発に比べて後手に回りがち
「システム運用に求められる要請を外部要因と内部要因に分解してみます。外部要因としてグローバル化、法規制、新技術などへの対応があり、内部要因としてはコスト削減、運用負荷の軽減、ITリソースの見える化などがあります」(内山氏)
それらの要請に応え、日々進歩する技術に対応するために、企業のシステムは継ぎ接ぎされ、複雑な構成になっている。セキュリティ、内部統制、法規制への対応も業務を肥大化させる一因だ。
「人的資源が不足しても、システム運用は動いて当然と思われているため、システム開発に比べて運用への対策が後手に回りがちです。これらが運用の属人化や委託先への丸投げにつながり、品質を低下させる悪循環の原因になっています」(内山氏)
そうしたなかで期待が高まるのが、クラウドサービスの活用だ。続いて内山氏は、あずさ監査法人による調査「クラウドコンピューティングサーベイ2010」について触れ、ユーザー企業がクラウドに期待している項目を挙げた。
・運用自動化のその先へ、クラウド環境の設計・構築を自動化するには
・仮想サーバの追加にかかる時間を60%短縮させる例も
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