NECの事例から学ぶ、情シス部門を圧迫するPC運用管理をどうシンプルにするか?
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情報システム部門が、PC運用管理に時間を取られすぎていないか?
これまでの情報システム部門の多くは、営業や事務などのユーザー部門から上がってくるさまざまな要望に対応し、システムやインフラを安定運用させることが主な業務だった。しかし現在、クラウドなどの拡充でITは「所有するもの」から「利用するもの」へと認識が変わり、情報システム部門は受け身でいるのではなく、事業戦略に関わるシステム開発・改善、新規サービスの企画・提案など、「ビジネスに貢献する攻めの情報戦略部門」という新たな役割が求められるようになった。
しかし、こうした方向へ徐々にシフトしつつも、情報システム部門を依然悩ませる「負の遺産」がある。それが、クライアントPCの運用管理だ。
日本電気
ソリューションプラットフォーム統括本部
エキスパート
杉本 雅之氏
「PCのセットアップやデータ移行といった平易な作業を情報システム部門がやっている、という課題は実に65%、PC運用管理業務が複雑化している、とお答えいただいた企業も56%に上っています」(杉本氏)
また、NECではこれまで「PC運用管理業務の改善」をテーマにセミナーを定期開催しており、その都度、参加者に対して意識調査を実施してきた。これらを含めて、企業がPC運用管理に対して感じている課題をまとめると、次のとおりだ。
・突発的な障害対応や新規PC手配要求などに情報システム部門担当が振り回される
・PC運用管理業務のために他業務の工数が圧迫されている
・PC運用管理にかかるコストを正確に測定することができず、その運用に問題がありながらも効率化が後回しにされている
あるセミナー参加者は、PC運用管理業務に情報システム部門担当者が振り回されていることを最大の懸念事項として指摘した。事実、情報システム担当者はPCに障害が発生すれば仕事の手を止めて対応しなければならない。ユーザー部門もPCなしでは仕事にならないため、障害対応や新規PC手配は最優先事項として要求する。結果、情報システム部門は本来の業務をストップさせて対応せざるをえないのが現状だ。
「実はこのPC運用管理の問題ですが、弊社NECでも過去に直面した問題で、解決の糸口を模索していました」(杉本氏)
NECが直面した当時の状況や問題意識、そして解決方法、またその結果見えてきたものとは何か、詳しく伺ってみた。
PC運用管理の負担がもたらすコストの無駄
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