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  • 2012/11/01 掲載

BYODからOpenFlowまで、最新のネットワーク技術を迅速にキャッチアップし幅広く対応

時代のニーズに迅速かつ的確に応える

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インターネットやITの急速な進展に伴い、情報化社会で創出されるデータ量は爆発的に増えている。最近では「ビッグデータ」に代表されるキーワードも世間で踊っているが、ITを支えるインフラにも大きな変化が現れてきた。たとえばデータセンターやキャリアなど、企業を根幹から支えるサービスプロバイダー側のネットワークはもちろん、エンタープライズネットワークも同様に変化を遂げている。「クラウドコンピューティング」や「仮想化」といった技術は、すでにIT業界で広く認知されているが、さらに最近では「SDN/OpenFlow」や「BYOD」といった新しい話題も登場しており、目まぐるしい技術革新の渦中にシステム担当者は身を置いているといえるだろう。そのような状況で今後どのように企業ネットワークを整備し進化させていけばよいのか? という問題に頭を悩ませているシステム担当者も多いかもしれない。変化の激しい時代を生き抜くために、いま企業にとって最適なソリューションを提供できるSIerやインテグレーターが求められているのだ。

巨大・複雑になるネットワークに対する次の一手、SDN/OpenFlowとは?

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ジェイネットワークイニシアティブ
ネットワーク事業本部
ネットワークシステム部
SEマネージャー
須賀雅也氏
 日商エレクトロニクスの関連企業であるジェイネットワークイニシアチティブ(以下、JNI)の須賀雅也氏は「最近はエンタープライズネットワークもデータセンターネットワークともに巨大化し、大変複雑になってきており、これらをいかに運用・管理していくかが管理者の悩みの種になっている。その解決手段の1つとして仮想化技術が注目を集めており、多くの機器に対して少ないオペレーションコストで管理を実現する統合型の仮想化技術と、個々の機器のパフォーマンス向上により全体の機器台数を削減し、1つのハードウエアを複数の論理デバイスに分離して使用する分離型の仮想化技術という2つに分けられる。巨大化するネットワーク・システムに対して、シンプルに運用し、かつリソースを有効活用しようというトレンドがある」と説明する。

 このように巨大・複雑になるネットワークに対応する次の一手として、最近話題になっているホットなキーワードがある。それは「SDN(Software Defined Network)/OpenFlow」だ。ではSDN/OpenFlowとは一体どのような技術なのだろうか?最初に注意しておきたい点は、SDNとOpenFlowは同じものではないということだ。あくまでSDNはソフトウェアによるネットワーク設計の大枠となる概念。このSDNを実現する方式の通信規格として「OpenFlow」と呼ばれる規格がある。

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日商エレクトロニクス
事業推進部門 技術本部
第二プロダクトエンジニアリング部
第二グループ
岡澤陽平氏
 従来のネットワーク機器では、制御部(Control Plane)とデータ転送部(Data Plane)がデバイス内で一体化して機能するものだった。ところがSDNでは両者を分離して考え、外部のソフトウェア(Controller)から Control Planeに対して制御を行う。そして個々のデバイス側はデータ転送のみを担うことになる(図1)。日商エレクトロニクスの岡澤陽平氏は次のように説明する。「SDNの主要な実現方式として、物理スイッチをSDN対応スイッチとして構成する“Hop-by-Hop方式”と、仮想スイッチをSDN対応スイッチとして構成する“Overlay方式”が知られている。しかし、方法はこれに限らず、各企業が独自に作り込んでSDNを実現しているケースもあると予想され、今後さらに多くの方式が登場することも考えられる。」

画像
図1:SDNでは制御部(Control Plane)とデータ転送部(Data Plane)を分離して考え、外部のソフトウエア(Controller)からControl Planeに対して制御を行う。個々のデバイス側はデータ転送のみを担う

 では実際にSDN/OpenFlowでどのようなことが可能になるのだろう。

この記事の続き >>
SDN/OpenFlowでどのようなことが可能になるのか?

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