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  • 2012/07/11 掲載

「仮想化統合をどうすれば?」――失敗しないサーバー仮想化統合の考え方と必須ポイント

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モノ、ヒト、カネすべての面で増え続けるITシステムのコストを一挙に削減する上で、「サーバーの仮想化統合」はもっとも有効な手段の1つだ。だが一方で、どのように自社のシステムの移行を進めるべきか、いまだに迷っている経営者やIT担当者は少なくない。そこで今回は、この6月にIBMの最新システム「IBM PureSystems」を日本で初めて稼働させるなど、仮想化統合ビジネスの先駆的存在として知られるJBCCに、「失敗しないサーバー仮想化統合の考え方と必須ポイント」を伺ってみた。

仮想化統合に踏み切れない理由の正体は「仮想化はこわい」

photo
JBCC
クラウド・インテグレーションセンター
ITスペシャリスト
伊藤正吾氏
 企業がサーバーの仮想化に踏み切れない理由として、意外や「仮想化」という言葉自体をこわがっている例は珍しくないと、JBCC クラウド・インテグレーションセンター ITスペシャリスト 伊藤正吾氏は明かす。

「仮想化の実際をよく知らないというだけで、必要以上に難しいといった警戒心を抱いてしまうのです。そうした場合、当社ではデモやセッションを積極的に提案して、まずは実際に、仮想化されたシステムの画面などをお見せするようにしています」。

 そうすると、それまで心配顔だったユーザーのほとんどは、「なんだ、物理システムと基本は変わらないのか」と納得するという。

 この第一の心理的関門をクリアした後、仮想化統合のメリットを正しく伝えることに集中する。というのも、世間で話題になっているわりには、現場のユーザーは仮想化統合についての予備知識を持っていないからだ。仮想化統合ビジネスの責任者であるクラウド・インテグレーションセンター センター長 関口薫氏は、「ほとんどのお客様は、最初から仮想化統合を考えているわけではありません。むしろサーバーのリプレース時期が迫ってきた、老朽化が進んでいるといった、よんどころない事情に迫られて、『では、次をどうしようか?』とご相談に見えるケースがほとんどなのです」と語る。

 では、そうした抜き差しならない必要に迫られて訪れてきた企業に、JBCCではどのようなアドバイスを行っているのだろうか。

この記事の続き >>
・サーバーの統合と仮想化、成功のポイントとは
・仮想化で陥りがちな思わぬ失敗とは?


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