- 2021/04/26 掲載
日立システムズ、インテグリティ・ヘルスケアと医薬・ヘルスケア分野で提携
株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:柴原 節男、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)と、株式会社インテグリティ・ヘルスケア(代表取締役社長:園田 愛、本社:東京都中央区/以下、インテグリティ・ヘルスケア)は、医薬・ヘルスケア分野において提携します。
今回の提携により、両社は自治体、健康保険組合、企業等に対し、セキュアなクラウド基盤上でオンライン診療や服薬指導、PHR(*1)サービスなどを連携させることで、医療情報・データを一元的に管理し、それらの情報に基づいた総合的な健康支援サービスを2021年度中に提供開始することをめざします。
(*1)PHR(Personal Health Record):個人の健康診断結果、服薬履歴、日常生活でのバイタルデータ等の保健医療情報
■背景
昨今、わが国では高齢者介護の深刻化や、国が負担する医療費の増大などが課題になっています。こうした状況を受け、経済産業省、総務省および厚生労働省は、病院の診察・検査や定期健康診断の結果など、PHRを活用した個人の健康に関する医療情報・データをクラウドなどを通じて一元的に管理することで、医療や健康領域のICT化を推進し、国民一人ひとりの日常生活の改善などのセルフケアの実現と医療費の削減や健康寿命の延伸をめざしています。
しかし、医療や健康領域のICT化を推進するためには、医療情報・データを一元的に管理するクラウド基盤の情報セキュリティ対策や、個人のオンライン診療なども含めた診察・検査結果やバイタルデータなどを集約・連携可能な仕組みの整備が課題となっていました。
■詳細
こうした背景を踏まえ、クラウド基盤を活用した医療情報の取り扱いで実績のある日立システムズと、オンライン診療や服薬指導、PHRサービスを手掛けるインテグリティ・ヘルスケアが医薬・ヘルスケア分野で提携します。
日立システムズはセキュアで柔軟かつ低コストなクラウドサービスを実現可能なアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)環境において、医療情報システムのさまざまな要件に対応するための考え方や関連する情報を整理検討した文書を作成・提供することにより、医療情報システムにおけるAWS環境の活用を促進するとともに、システムコストの最適化や運用管理の効率化を支援する各種のITサービスを広く提供しています。また、これらの実績が評価され、日本で唯一の「AWSコンピテンシープロクラムにおけるライフサイエンスコンピテンシー(*2)」を取得しています。
また、2017年6月の健康経営宣言後、健康経営の取り組みを推進し、その実績をサービスに還元してきました。さらに、2018年には、株式会社タニタヘルスリンク(代表取締役社長:土志田 敬祐、本社:東京都文京区/以下、THL)に出資し、ヘルスケア分野のオープンプラットフォームの構築について支援しているほか、昨年には、THLと連携した企業向けの「健康経営支援サービス」、自治体向けの「健康増進事業支援サービス」を提供し、従業員や地域住民の計測データ管理、生活習慣の改善・定着までの一連の健康づくりを効率よくサポートすることで医療費の適正化や健康寿命の延伸に貢献しています。
(*2)AWSコンピテンシープログラムにおけるライフサイエンスコンピテンシー:医療とライフサイエンスソリューションにおいて、AWSに関する技術的な専門知識とカスタマーサクセスを実証したAWSパートナーを特定、検証、および推奨する制度
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