- 2021/03/16 掲載
ベリサーブ、車載ソフトウェアの品質向上を多面的に支援するサービスを提供開始
1.背景
自動車開発の複雑化・肥大化は、自動運転やコネクテッドカー、MaaSに代表されるような機能の進化に伴い、近年急激に加速しています。この状況下でシステム開発を技術面やコスト面で満たすために、多くの企業や組織との連携・協業・受委託開発を上手に行うことが求められるようになっています。しかし、開発における関係組織や関係者の増加に伴い、システム品質を効率よく確保することは困難な状況となっています。
こうした課題に対応するためには、ソフトウェアやシステムの検証強化だけでは追い付かず、企業・組織間の認識齟齬の低減や企業・組織間の連携を意識した開発プロセスの可視化と構築、開発フローに沿ったプロジェクト運営の強化、および開発プロセスにおける問題点の継続的な改善フィードバックなどが急務となっています。
2.サービス概要
本サービスは、製品・システムのプロダクト品質とモノづくりのプロセス品質の双方の向上を目指します。また、要求や目的を達成する仕様やプロセスであるかという妥当性確認(Validation)と、仕様やプロセス通りに作られているか、進められているかという検証(Verification)によって品質向上を目指します。
従来は、それぞれの改善を個々のサービスとして提供してきましたが、本サービスではこれら4領域の取り組みを連携し、製品・システム開発の品質を多面的に支援します。
本サービスによる支援は、開発プロダクト品質改善支援、開発プロセス品質改善支援、開発プロジェクト品質改善支援の3つの支援で構成されます。貴社開発プロジェクトのプロセス面の課題、プロダクト面の課題、プロジェクト面(運営面)の課題を確認した上で、改善の領域や方法を総合的に提案します。
■開発プロダクト品質改善支援
要求仕様の検証、システムやソフトウェア検証を通じて、開発成果物が要求を満たしていることを確認します。プロジェクト要求に合ったテスト戦略、計画、設計、実行を行い、結果を報告します。テスト工程での活動のみならず、プロダクト品質確認の経験を活かして要求仕様の記載漏れや不整合を検出し報告します。
■開発プロセス品質改善支援
車載システム開発や管理のプロセス可視化・標準化を支援します。また、設計アーキテクチャ分析を通して、開発手戻りの軽減を目的とした開発プロセスの最適化・構築を支援します。策定したプロセスに沿った開発の教育支援も行います。
■開発プロジェクト品質改善支援
策定プロセスに沿ったプロジェクト管理・運営を支援します(日程・進捗管理、課題管理、不具合管理、会議体運営、リソース管理など)。同時にプロジェクト状況を分析し、より効率的な運営を提案します。
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