• 2025/03/11 掲載

ヘッジファンドの個別株ポジション解消、7日は過去2年で最大=ゴールドマン

ロイター

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Carolina Mandl

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスの10日付のノートによると、ヘッジファンドによる個別株のポジション解消が7日、過去2年間で最大規模に達した。一部では新型コロナウイルスのパンデミック発生直後の2020年3月に匹敵する動きも見られた。

トランプ米大統領の関税政策により米経済が景気後退に陥るとの懸念から、米主要株価指数は週明け10日に大幅下落した。

ヘッジファンド、タイフォン・キャピタル・マネジメントのジェームズ・コウトウラス最高経営責任者(CEO)は「典型的なレバレッジ解消型の収縮だ」と述べた。

ゴールドマンの別のノートによると、ヘッジファンド業界全体で、株式ポジションのレバレッジは簿価の2.9倍と、過去5年間の最高水準まで拡大している。

一部の投資家はロイターに対し、レバレッジ比率の高いヘッジファンドの一部が今後数日間リスク低減の動きを続けることで、相場の回復を阻む可能性を案じていると述べた。

ゴールドマンは、世界の11の株式セクター中、鉱工業を中心とする10セクターでリスクオフの基調が見られると指摘した。

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