• 2024/08/28 掲載

現代自、2030年までに世界販売30%増目標 ハイブリッド車種倍増

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Heekyong Yang Joyce Lee

[ソウル 28日 ロイター] - 韓国の現代自動車は28日、中長期目標・戦略を発表し、年間世界販売台数を2030年までに23年比30%増の555万台とする目標を示した。電気自動車(EV)需要の世界的な減速を受け、ハイブリッド車の車種を倍増させる計画。

25─27年に最大4兆ウォン(29億9000万ドル)の自社株買いを実施し、四半期配当を1株当たり2500ウォンと、従来より25%増額することを目指すと発表した。 発表を受け現代自動車株は一時5%上昇した。終値は4.7%高。アナリストは新たな株主還元策が予想を上回ったとの見方を示した。

現代は北米を中心にハイブリッド車の需要急増を見込み、ハイブリッド車を7車種から14車種に拡大する。新型車の発売時期は明らかにしなかった。

張在勲社長兼最高経営責任者(CEO)は「EVへの転換速度が最近鈍化している。その結果、ハイブリッド車の需要が高まり、ハイブリッド車は内燃機関(車)の代替ではなく、基本的な選択肢になりつつある」と指摘した。

モーター走行の航続距離を延ばすために補助動力装置を搭載したレンジエクステンダー式電気自動車(EREV)を北米と中国に投入することを目指し、26年末までに両地域で新型EREVの量産を計画する。米ジョージア州の新工場でEVとともにハイブリッド車も生産する予定とした。

グローバルソフトウェア企業を顧客とする自動運転車ファウンドリー(受託生産)事業の商業化も発表した。

世界的にEV需要の伸びが鈍化する中、現代を含む自動車メーカーは戦略を練り直している。

米フォード・モーターとゼネラル・モーターズは新型EVの発売を延期または中止した。トヨタ自動車やフォードはハイブリッド車に重点を移している。

*記事の体裁を整えて再送します。

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