- 2024/08/15 掲載
米グーグルプレイ訴訟、SF地裁が数週間以内に是正措置命令へ
[14日 ロイター] - 人気ゲーム「フォートナイト」を手がける米エピック・ゲームズによる「グーグルプレイ」の独占禁止法(反トラスト法)違反訴訟の口頭弁論が14日、サンフランシスコの連邦地裁で開かれた。ジェームズ・ドナート裁判官は昨年の陪審評決を受けて判決を数週間以内に言い渡し、アルファベット傘下のグーグルにアプリのダウンロード方法を改める是正措置命令を出すとの考えを示唆した。
ドナート裁判官はエピックとグーグルの技術専門家と弁護士からダウンロード方法の変更案を聴取した。グーグルはエピックの提案について、経費がかさむ上に難しさが伴うと抗弁。ドナート判事はいら立ちを示し、ユーザーや開発者がアプリの配信やダウンロードについてグーグルプレイに限定しない柔軟性を最大限に高める判決を下す可能性を示した。
裁判官は「独占企業であると認定された後、結局は何か支払うことになるだろう」と発言。グーグルに対する命令は約3ページの長さに及び、何が規範かを確実に把握できるようにすると述べた。今後数週間以内に判決を出し、命令の実行と監視を行う3人から成る法令順守と技術対応の委員会を設置する考えも明らかにした。
裁判官は「グーグルは何年も競争を締め出してきた。われわれは今、門戸を開いて競合他社が参入できるようにしている」と付け加えた。
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