• 2024/07/26 掲載

日銀、追加利上げの是非議論=タイミング見極め―30日から決定会合

時事通信社

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。


日銀が30、31日に開く金融政策決定会合で、3月のマイナス金利政策の解除に続く追加利上げを議題とする。短期金利について現在の「0~0.1%程度」から「0.25%程度」への引き上げの是非を議論する。

日銀は中小企業を含め賃上げの広がりに自信を深め、基調的な物価上昇率が目標とする2%に向けて推移するとみている。ただ、物価高を受け個人消費が低迷していることもあり、利上げのタイミングを慎重に見極める考えだ。

また同会合では、月間6兆円程度の国債買い入れを減額する具体策を決める。2025年度末に3兆円前後へ段階的に減らす案を軸に、検討を進めているもようだ。ただ、政策委員間で減額規模を巡り見解が分かれている。

現在の買い入れは、日銀が保有する国債の償還とほぼ同じペース。減額を始めると日銀のバランスシート(貸借対照表)の規模は縮小するため、量的引き締め局面への移行となる。金融正常化が一層進む。

今会合で取りまとめる最新の経済予測では、24年度の成長率、消費者物価(除く生鮮食品)の見通しを、いずれも小幅に下方修正する公算が大きい。ただ、日銀は26年度の見通し期間後半にかけて、基調的な物価上昇率が2%で推移するシナリオは、崩れていないと判断している。

市場では、国債買い入れ減額と同時に利上げすることで、金利が急騰するリスクを警戒する声が少なくない。ただ、植田和男日銀総裁は、6月に国会で、7月会合での利上げ決定について「場合によっては十分にあり得る」と言及している。日銀は、経済や金融市場の動向をぎりぎりまで見極めて判断するとみられる。

【時事通信社】

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます