- 2024/06/19 掲載
農林中金、今期に欧米国債10兆円規模で売却 赤字1.5兆円に
[東京 19日 ロイター] - 農林中央金庫は2025年3月期に約10兆円の欧米国債の売却を計画している。金利の高止まりによって予想以上に含み損が拡大しているため。これにより、純損益は約1兆5000億円の赤字になる見込み。
広報担当者が19日、ロイターの取材に答えた。
売却の規模はポートフォリオの5分の1から6分の1程度になるという。最終的な損失額は、市場の状況次第だとした。
農林中金は5月に示した今期の決算見通しで赤字額を5000億円超とし、あわせて1兆2000億円規模の資本再構築を関係者と協議していると明らかにしている。
赤字額は大幅に膨らむことになる。
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