Takahiko Wada

［東京　１３日　ロイター］ - 日銀の植田和男総裁は１３日午後の参院予算委員会で、政策修正の前提となる賃金と物価の好循環を確認する上で、春闘の動向は「大きなポイントとなる」と述べた。

植田総裁は片山大介議員（維教）の質問に対し、満額回答が相次いだこの日の集中回答日の評価には触れず、賃上げの結果を含めた各種データや聞き取り情報などを「総合的に点検した上で適切に判断していきたい」と話した。

植田総裁は、先行き物価２％目標の実現が見通せる状況に至った場合には大規模緩和策の修正を検討すると改めて説明した。

（和田崇彦）