- 2024/02/29 掲載
ECB、利下げへのコミットメント控えるべき=スロバキア中銀総裁
カジミール氏は「利下げを急ぐ理由はない」と前置きした上で、利下げ開始は「私は6月が望ましいと思う。4月ならば驚きで、3月は駄目だ」と指摘。
さらに「時期の設定は重要だ。私は円滑で着実な政策緩和の進展を望むからだ。そのためには最初の一歩にかなりの確信が必要だ」と言及した。
ECBはかつて、先行きに関するコミットメントを示したことがある。カジミール氏は時期尚早に手の内を示すような過去の間違いから学び、今回は「フォワードガイダンス」を避けるべきだと主張した。
カジミール氏は「ディスインフレは総合インフレ率では予想よりはるかに迅速に進んでいるが、コアインフレは賃金の動向が不透明なため、まだ確信が持てない」と説明。「団体交渉の結果が非常に重要となる。全般的には正しい軌道にあるが、まだそこに到達してはいない」と語った。
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