- 2024/02/28 掲載
NY市場サマリー(27日)ドル/円下落、株ほぼ横ばい
ドル/円は0.1%安の150.56円。ドル指数は0.08%高の103.86だった。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2年ぶりの高値を付けた。ビットコインは5.22%高の5万7513ドル、イーサは2.26%高の3258ドルだった。
ユーロ/ドルは0.1%下落。
<債券> 不安定な地合いの中、米債利回りが緩やかに上昇した。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始時期を探る上で、29日に発表される1月の米個人消費支出(PCE)価格指数が注目されている。
もっとも米債利回りは序盤に低下。7年債入札で安定的な需要が見られたことを受けた。終盤の7年債利回りは1.2ベーシスポイント(bp)上昇の4.342%だった。回り、FRBが夏季までに利下げするとの見方を裏付けたことで、序盤の利回り低下につながった。ただ影響は短期的だった。や国内の政治環境に対する懸念が重しになった。
午後の取引で、指標10年債利回りは2bp上昇の4.319%。30年債利回りは2.5bp上昇の4.443%。
2年債利回りはほぼ変わらずの4.718%。
<株式> インフレデータなど主要指標の発表を控え、ほぼ横ばいで取引を終えた。企業の決算シーズンが一段落する中、投資家は経済指標と米金利の行方に再び注目している。
雇用統計の発表は来週になるため、29日発表の1月個人消費支出(PCE)価格指数が目先の焦点となる。PCEは米連邦準備理事会(FRB)が重視する物価指標だ。
PCEが直近の消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)と同様に強い内容となれば、FRBは市場が予想しているよりも長く金利を現在の水準に据え置かざるを得なくなる可能性がある。
この日は、下落していたアップルが取引終盤にプラスに転じ、0.81%高で終了。市場全般を幾分下支えした。電気自動車(EV)開発事業を打ち切り、同事業の一部従業員をAI事業に異動させると報じられたことが材料視された。
一方、医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループは終盤に下げ足を速め2.27%安となり、ダウを圧迫した。米司法省が同社に対する反トラスト法(独占禁止法)調査を開始したと米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
製薬のバイキング・セラピューティクスは121.02%急伸。肥満治療薬の中期臨床試験で患者の体重が「大幅」に減少した。
<金先物> 米インフレ指標の発表を週後半に控えて様子見ムードが広がる中、小反発した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比5.20ドル(0.26%)高の1オンス=2044.10ドル。
<米原油先物> 中東情勢の緊迫化が続く中、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の自主減産延長の報道を背景に買いが強まり、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月4月物は前日清算値(終値に相当)比1.29ドル(1.66%)高の1バレル=78.87ドルだった。5月物は1.14ドル高の78.23ドル。
ドル/円 NY終値 150.50/150.53
始値 150.30
高値 150.58
安値 150.09
ユーロ/ドル NY終値 1.0844/1.0848
始値 1.0856
高値 1.0863
安値 1.0833
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 97*02.00 4.4279%
前営業日終値 97*07.00 4.4180%
10年債(指標銘柄) 17時02分 97*18.00 4.3032%
前営業日終値 97*19.00 4.2990%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*23.25 4.3114%
前営業日終値 100*18.88 4.3140%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.88 4.6933%
前営業日終値 99*26.50 4.7160%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 38972.41 -96.82 -0.25
前営業日終値 39069.23
ナスダック総合 16035.30 +59.05 +0.37
前営業日終値 15976.25
S&P総合500種 5078.18 +8.65 +0.17
前営業日終値 5069.53
COMEX金 4月限 2044.1 +5.2
前営業日終値 2038.9
COMEX銀 3月限 2253.2 +0.6
前営業日終値 2252.6
北海ブレント 4月限 83.65 +1.12
前営業日終値 82.53
米WTI先物 4月限 78.87 +1.29
前営業日終値 77.58
CRB商品指数 276.4944 +2.8583
前営業日終値 273.6361
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