- 2024/02/21 掲載
ヘッジファンドがアジア新興国株買い越し、中国選好鮮明に
[ロンドン 20日 ロイター] - ゴールドマン・サックスによると、ヘッジファンドは2月15日までの週に中国、韓国、台湾、インドの企業株に買い向かった。中国人民銀行(中央銀行)が住宅ローン基準金利を引き下げる直前のタイミングとなった。
金融サービスを提供する「プライムブローカー」の動向調査をロイターが入手した。これによると、地域別でアジアの買い越し幅が最も大きかった。
人民銀は20日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の5年物を25ベーシスポイント(bp)引き下げた。住宅ローン金利の基準となる5年物LPRで過去最大の引き下げ幅となった。
ヘッジファンドはアジアで株価上昇を見込み、大半のポジションを買い持ちにしたという。買い越しは4週連続だった。
中国、韓国、台湾、インドが買い越しとなった一方、タイの企業株は小幅な売り越しとなった。大半の業種が選好され、ヘルスケアや消費財に特に買いが集中した。
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