- 2024/02/19 掲載
午前の日経平均は反落、ハイテク株安が押し下げ
日経平均は前営業日比13円安と小幅安でスタート。寄り付き後は方向感のない値動きとなり、前営業日終値を挟んで一進一退となった。ただ、ハイテク株の下げが大きくなると下げ幅が拡大し、一時205円安の3万8281円70銭で安値を付けた。一方、個別材料を手掛かりにした物色もみられ、相場を支えた。
市場では「先週の日経平均の上昇スピードが速かった分、やや過熱感も意識され、きょうは売りが優勢となっているようだ」(三菱UFJアセットマネジメントのチーフファンドマネジャー・石金淳氏)との見方が聞かれた。石金氏は「日本株のファンダメンタルズが悪化したわけではいので、日柄調整の後は再び史上最高値をトライする動きとなりそうだ」とみている。
ただ、「企業の決算発表が一巡し足元では新規材料が乏しくなる中、ここから買い上がっていくのは難しいかもしれない」(国内証券・ストラテジスト)との指摘も出ていた。
TOPIXは0.14%高の2628.31ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆3872億9200万円だった。東証33業種では、水産・農林、卸売、鉱業など22業種が値上がり。その他製品、ゴム製品、電気機器など11業種は値下がりした。
個別では、東京エレクトロン、アドバンテスト、リクルートホールディングスが値下がりし、3銘柄で日経平均を137円ほど押し下げた。任天堂も6%超安と大幅下落。
指数寄与度の大きいソフトバンクグループは1%超高、ファーストリテイリングは小幅高だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1083銘柄(65%)に対し、値下がりが534銘柄(32%)、変わらずが38銘柄(2%)だった。
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