- 2024/02/09 掲載
米新規失業保険申請、予想超える減少 労働市場なお堅調
[ワシントン 8日 ロイター] - 米労働省が8日発表した3日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は9000件減の21万8000件と、予想以上に減少した。このところの解雇増にもかかわらず、労働市場の基調的な力強さが改めて示された。
市場では22万件への減少が予想されていた。
FWDBONDS(ニューヨーク)のチーフ・エコノミスト、クリストファー・ルプキー氏は「景気後退(リセッション)が引き起されるほど雇用は減少していないということだけでなく、そもそも大幅な雇用減が全く見られていないことが示された」とし、「多くの企業が決算報告などで人員削減を発表しているが、週間新規失業保険申請件数にまだ反映されていない」と述べた。
調整前の申請件数は3万1192件減の23万2727件。カリフォルニア州、オハイオ州、オレゴン州、ニューヨーク州、 ペンシルベニア州で大きく減少した。
1月27日までの1週間の継続受給件数は2万3000件減の187万1000件だった。
関連コンテンツ
PR
PR
PR