- 2024/01/20 掲載
米国株式市場=S&P2年ぶりに最高値更新、半導体株高で
S&P500はこの日、1.23%上昇し、4839.81ポイントで取引を終了。2022年10月12日に安値を付けて以来、強気相場が続いていることを裏付けた。
USバンク・ウェルス・マネジメントのパブリックマーケッツ部門責任者、リサ・エリクソン氏は、S&P500は4800ポイントが上値めどとして意識されていた重要な水準だったが、同水準を突破し、「このような動きが続けば、センチメント的に非常にポジティブな兆候になる」と述べた。
半導体メーカーでは、エヌビディアが4.2%上昇したほか、アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)が7%超上昇。サーバーなどを提供するスーパー・マイクロ・コンピューターが第2・四半期の利益予想を上方修正し、株価が36%急騰した。
LSEGのデータによると、1銘柄当たりの売買代金はエヌビディアが310億ドル、AMDが230億ドルで売買代金上位となった。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)は4%上昇し、過去最高値を更新。S&P情報技術も2%超上昇し、最高値を付けた。
マイクロソフトとアップルもともに1%超上昇した。
米取引所の合算出来高は123億株。直近20営業日の平均は115億株だった。
米ミシガン大学が19日発表した1月の消費者信頼感指数(速報値)が78.8と2023年12月の69.7から上昇し、2021年7月以来の高水準となったことも株価の追い風となった。
BMOの最高投資責任者(CIO)キャロル・シュライフ氏は「記録は破られるべくして破られるものであり、ここ数カ月の市場の全体的な動きは心強い。米経済全般、特に大半の企業の回復力は注目に値する」と述べた。
個別銘柄では、米損害保険会社トラベラーズが6.7%高。第4・四半期利益が2倍以上に増加した。ステート・ストリートも2.1%上昇。第4・四半期のグローバル・アドバイザーズ部門への資金流入が過去最高を記録した。
一方、アイロボットは27%下落。欧州連合(EU)の競争監視機関である欧州委員会が米アマゾン・ドット・コムによるアイロボット買収計画を阻止する方針との報道を受けた。
S&P500構成銘柄は値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.9対1の比率で上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 37863.80 +395.19 +1.05 37572.50 37933.73 37451.71
前営業日終値 37468.61
ナスダック総合 15310.97 +255.32 +1.70 15122.38 15310.97 15087.20
前営業日終値 15055.65
S&P総合500種 4839.81 +58.87 +1.23 4796.28 4842.07 4785.87
前営業日終値 4780.94
ダウ輸送株20種 15592.34 +102.03 +0.66
ダウ公共株15種 852.54 -1.69 -0.20
フィラデルフィア半導体 4375.65 +169.14 +4.02
VIX指数 13.30 -0.83 -5.87
S&P一般消費財 1397.23 +14.14 +1.02
S&P素材 518.55 +0.53 +0.10
S&P工業 952.12 +5.79 +0.61
S&P主要消費財 763.37 -2.50 -0.33
S&P金融 630.96 +10.18 +1.64
S&P不動産 243.07 +2.32 +0.96
S&Pエネルギー 612.33 +2.24 +0.37
S&Pヘルスケア 1625.99 +1.05 +0.06
S&P通信サービス 256.42 +4.11 +1.63
S&P情報技術 3565.21 +81.75 +2.35
S&P公益事業 309.79 -0.39 -0.12
NYSE出来高 11.17億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 36340 + 340 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 36300 + 300 大阪比
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