[１６日 ロイター] - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のウォラー理事は１６日、ＦＲＢが年内にバランスシートの縮小ペースの減速を検討し始めるのは「妥当」と述べた。ただ保有する米国債に限るという。

米ブルッキングス研究所での講演で、バランスシートの縮小ペースについては、米国債で月額６００億ドル、住宅ローン担保証券（ＭＢＳ）で同３５０億ドルを上限としているが、ウォラー理事はこのペースの減速を「今年のどこかで検討し始めるのが妥当だろう」と指摘。「個人的には、ＭＢＳのペースを減速させる必要はないと思う。まだ上限に達していない」とし、「ＭＢＳを現在のペースで縮小し続けることには全面的に賛成だが、米国債に関しては減速を開始することが可能」とした。