業務の見直し、ERPの有効活用による情報活用を進め、価値あるIT投資を
【特集】日本版SOX法やIFRS対応など~苦境をチャンスに変える勝ち組企業のIT投資とは
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システムは浸透したが活用度合いに差が大きいERP
「ERPはシステムとして定着していますが、うまく活用できていないと感じている企業も多いようです。既存システムを無駄にしないために、もっと活用していこうと取り組む企業が増えています。」
ERPは1990年代から2000年代前半にかけて各企業に広まった。BIと組み合わせて導入した企業も少なくない。しかし、せっかくのシステムをうまく活用できていないケースは珍しくないのだという。活用できている企業においても、効果を上げているのは特定の部署のみだったり、BIの活用も属人的な分析にとどまっていたりする。より広く活用し、大きな効果を上げることでシステムへの投資効果を大きくしたいと考える企業が多いようだ。また、日本版SOX法の施行以降、社内でもレポートが必要なケースが増えており、情報基盤や情報分析の仕組みが見直されるきっかけにもなっているようだ。
「ERP自体は導入したものの、業務変革が伴わなかった企業では活用が進まない傾向があります。コアとなるERPと周辺システムの連携が悪い場合や、業務ごとに個別システム化している場合も、情報流通が悪く活用が進みません。」
ERP活用がうまくいかない企業の現状を豊国氏はそのように分析する。いずれの場合にもERPシステム自体に課題があるのではなく、それを活かすノウハウが備わっていないことが課題となっている。ERPと並び、集まった情報を活用するBIにも注目が集まっているが、こちらも同様にシステムそのものの課題よりも活用手法が浸透しないことが課題になっているという。
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