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- 2025/01/27 掲載
ビジネス力低い日本人…でも「リスキリング」で何を学ぶべき? 3つの探索手順のススメ
連載:野口悠紀雄のデジタルイノベーションの本質
リスキリングと学校の勉強の「大きな違い」
本欄12月16日の記事では、セミナーのテーマや米国の企業が求めているスキルについて述べた。しかしそれらは、企業や社会が求めているものであって、それらが自分に合ったものであるかどうかはわからない。
9月9日と9月23日の記事では、資格試験のために独学で勉強することを述べた。これは、目的と方向が決まっている場合のことだ。それに先立って、どの分野のどの資格試験を選ぶかが問題だ。
何を勉強すべきかに対する具体的な答えは、人によって大きく違う。この点が、学齢期における勉強と大きく違う点だ。学齢期の勉強内容は、誰にも共通して必要とされることがほとんどだ。したがって、専攻のおおまかな区別さえ決めれば、学ぶべき内容は大同小異である。
しかし、リスキリングの場合には、そうではない。まず何を目標とするかが異なる。そして、現時点でどれだけの能力や知識を持っているかも、個人によって大きく異なる。だから、リスキリングによって獲得すべき内容も、個人によって大きく異なるのだ。
したがって、リスキリングの対象としてどの分野を選ぶかについて、情報収集が必要だ。では、どうやって情報を収集するか? 【次ページ】リスキリングで何を学ぶべき?「情報収集」の最新手法
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