• 2024/05/09 掲載

米経済の減速必要、インフレ率2%回帰に向け=ボストン連銀総裁

ロイター

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[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は8日、インフレ率を連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に戻すには米経済活動の減速が必要と述べた。

マサチューセッツ工科大学での講演で、インフレ率がFRBの目標に「永続的に回帰するためには、需給をより一致させるために経済活動の減速が必要になる」と指摘。「経済活動とインフレ率の最近の予想外の上振れは、インフレ率が持続的に2%に向かっているという確信が強まるまで金融政策を現行水準で維持する必要があることを示唆している」とした。

また「金融政策は全体的に、変化する見通しとリスクを見極めながら入手される情報に対応できるような良好な状態を維持している」と言及。「労働市場が健全な状態を維持すれば、妥当な期間内に」インフレ率が2%に戻ることができると「楽観」しているとした。

一方で、インフレ率の2%回帰には「これまで考えられていたよりも時間がかかる」とし、「政策に事前に定められた道筋はなく、幅広い情報を系統的かつ総合的に評価した上で決定する必要がある」とした。

このほか、長期的なインフレ期待はFRBの2%のインフレ目標と一致しているとし、最近の生産性の急上昇は永続的な傾向ではない可能性が高いと想定。また、雇用主は賃金需要の高まりを吸収できる可能性が高いとも述べた。

FRBが実施しているバランスシートの縮小については金利政策とは異なるもので、「積極的な」金融政策ではないと指摘。先週の連邦公開市場委員会(FOMC)で発表されたバランスシート縮小ペースの減速は市場にすでに織り込み済みで影響は小さいとした。

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