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- 2024/07/18 掲載
お金と税金の全然“笑えない”話、経費で節税は正しい? 金銭感覚をバグらせないには
ほとんどの人は「給与明細の税金部分」を見てみぬふり
私は思わず、「いやいや、会社員時代だって税金をしっかり払っていたんだから。給与明細の税金部分、見ていなかったんですか?」と聞くと、「新入社員で初めて給与をもらってから約20年間、ほぼ見てなかったですね。手取り金額を確認したら給与明細はさっさと捨ててましたよ」とおっしゃっていました。
まあ、そんなもんでしょうね。「税金でこんなに取られているんだ」と確認するのもそんなに面白いものではないし、実際そこに問題意識を持ったところで自分自身にはどうすることもできません。だから、とりあえず「見てみないふり」をしてしまうのです。
お金感覚が鈍い人は「悪魔の天引き」の餌食に…?
お金の感覚が鈍ると、ほかのものにも影響が及んでいきます。たとえば、クレジットカードです。クレジットカードはお金を使っている実感がわきづらいもので、お金の感覚に鈍い人が使うと、収支バランスが狂う危険なものになり得ます。引き落とし金額に対し、「残高が足りない…!」という事態にもなりかねません。そのまま「クレカ支払い地獄」に陥るということも十分にあり得る話です。そして、クレジットカードにはさまざまな返済方法がありますが、その中でも最悪なのが「リボ払い」。これこそ、「悪魔の天引き」と言っても良いでしょう。
毎月の支払額が一定になるメリットがある一方で、何にどれくらい使ったかの意識がさらに希薄になってしまいます。リボ払いにリボ払いを重ね、結果的に大変な金額になってしまうというケースも枚挙にいとまがありません。
たとえば、10万円の買い物をしたとします。普通であれば翌月にこの10万円が引き落とされますが、月5,000円のリボ払いを選択すると、毎月5,000円の支払いでよくなります。10万円がたった5,000円!これはいいじゃないか、とは思わないでください。10万円のうち5,000円しか払われないということは残りの9万5,000円はクレジット会社に借金をしていることと同じになります。
この「借金」に高額な利息がかかるのです。さらにこのことを理解しないで繰り返し買い物をすると、本来支払うべき代金から毎月5,000円を引いた残りの金額が「借金」として雪だるま式に増えていきます。そうなると限りなく借金地獄になるのです。
このリボ払いによる「借金」に対する利率は、おおむね実質年率15%~18%であることが多いのです。これは消費者金融のカードローンで借り入れた場合とほぼ同率。そう考えると、かなり高額な利率と言えそうです。
こうした天引き地獄、支払い地獄のワナを回避するには、日々のお金への意識を変えることが重要です。 【次ページ】【3分トレーニング】お金感覚を磨くはじめの一歩
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