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- 2024/06/21 掲載
【現地レポート】「日本人が知らない」金融サービス10社、投資家減で増えた動きとは?
FINOLABコラム
米国「最先端」フィンテックイベントFinovateとは?
Finovateはフィンテックという言葉が世に広まる前の2007年から米国で開催されており、多くのユニコーンを輩出してきた。また、欧州では2011年、アジアでは2012年、ドバイや南アフリカでは2018年からと世界各地に開催場所を拡大している。発祥の地である米国では春に西海岸、秋に東海岸という年間サイクルで開催されており、近年ではMoney 20/20やFinTech Meetupなどの大型イベントに押されている感もあるが、スタートアップの登竜門としての地位を確立していることから、世に出ようとする多くのフィンテックスタートアップはまずFinovate参加を検討すると言われている。
日本からは、データ分析にもとづいて金融機関の顧客提案やプライシングの効率化を推進するツールを提供するダイナトレックがピッチに参加し、会場参加者の投票による表彰は逃したものの、米国の金融メディア(FinTeh Futures)にとりあげられて存在感をアピールした他、FINOLABはパートナーとして参加した。
参加には厳しい審査もあり、ピッチ登壇にはそれなりのハードルがあるものの、多くの金融機関や投資家などとの交流の機会となるとともに、知名度アップに役立つことから、日本から米国マーケットへの挑戦を考えているスタートアップの参加が増えることを期待したい。 【次ページ】イベントで「金融のAI偏重」が警戒されたワケ
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