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- 2020/04/30 掲載
新型コロナで将来が不安、転職活動やキャリア形成は今後どうするべきか
連載:大杉潤の「人生100年」時代のキャリア相談所
【大杉潤への相談内容】
新卒で今の会社に入り、5年目となりました。仕事にも慣れてきて、次第にやりがいも感じてきていたのですが、今年に入ってからの新型コロナウイルス感染症の拡大で状況が一変しました。
特に4月初めに政府が緊急事態宣言を出してからは、会社の雰囲気も一気に緊張感が高まり、ヒト、モノ、カネの流れが突然止まってしまい、売上が目に見えて落ち込んできました。
本社が感染拡大の中心になっている東京にあるため、部署ごとにA班とB班に分かれて、1日置きに会社に出勤する日と自宅でテレワークをする日を交互に繰り返す体制になっています。
新型コロナウイルス感染症の拡大がどこまで続くのか分からないため、会社の業績が落ち込んでしまう懸念と、将来のキャリアに対する不安が強くなってきました。
どんな時にも食べるのに困ることがない食料品など生活必需品を扱う会社への転職や、今から公務員試験を受けて公務員中途採用にチャレンジする考えも浮かんできています。
こんな非常事態の時には、プロのビジネスパーソンとしてどんな心構えで、どのような行動をとるべきでしょうか。経験豊富な大杉さんのアドバイスを伺いたく、相談に参りました。
大杉潤の答え:自らコントロールできるリスクを見極める
第一に、企業活動に与える影響として、さまざまな店舗・施設に対する休業要請がなされていること。第二に、外出自粛要請により、首都圏・関西圏のみならず、全国的に人の移動・接触を8割削減するという目標が示され、人々の消費行動やライフスタイルが大きく変化したことです。
ヒト・モノ・カネの流れが停滞し、事業活動や一人ひとりの生活に甚大な影響を及ぼして、日本の企業数で99%、従業員数でも大企業の2倍以上となる中小企業の経営危機がこれから次々に表面化してくると思います。
こうした、これまでに経験したことのない危機に直面した時は、思考停止にならず、「何が問題の本質なのか」、そして「自分でコントロールできるリスクとコントロールできないリスク」をきちんと整理し、自らコントロールできることを焦らず冷静に、粛々と進めていくことが大切です。
現在は日本だけでなく、世界的に経済活動が止まっている状況です。これがどこまで続くのか正確な予測は難しいものの、永遠に続くものではないことは、人類の感染症との戦いの歴史からも明らかでしょう。
【次ページ】自分のキャリアを考えるうえで重要な3つの原則
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