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- 2024/06/18 掲載
組込型保険のカギは「あの存在」、 ボルトテックやチャブが先を行く理由とは?
デジタル保険のハブとなるInsurance Exchange
近年、インシュアテックの台頭によって、保険業界は大変革期を迎えている。従来の保険商品は、保険会社から提供されたサービスを顧客がやや一方的に契約するスタイルだったが、状況はデジタル技術により大きく変わった。生活の中にデジタルが溶け込み、デジタルで保険商品をやりとりすることが一般的になったことで顧客の要望がより明らかになり、きめ細かな対応を可能にした。細分化されたニーズに対応するため、顧客の要望に基づいた保険取引が求められるようになったのだ。
この潮流の中で、重要視されるようになったのが、保険の購入者と提供者をつなぐデジタルプラットフォームであり、中でも注目を浴びているのが“Insurance Exchange”という新たな仕組みだ。
Insurance Exchangeとは、複数の保険会社と保険購入者、さらにはさまざまな分野の保険流通パートナー企業をつなぐデジタルマーケットプレイス(売り手と買い手がWebで結ばれる取引市場)のことだ。
デジタルマーケットプレイスにより、1つのプラットフォーム上で、保険の販売と購入を簡単かつ効率的に行えるようになる。
保険購入者は、さまざまな保険会社の商品を横断的に比較・検討が可能になり、一方の保険会社は、このプラットフォームを通じて新規顧客にリーチでき、低コストで効率的な販売チャネルを獲得できる。プラットフォーム参加企業同士の連携により、Win-Winの関係が生まれるというわけだ。
Insurance Exchangeの先駆的な事例が、2022年10月に東京海上ホールディングスも出資したシンガポールのインシュアテックスタートアップ、ボルトテックの展開する“exchange”だ。
ボルトテックのこのプラットフォームでは、230社を超える主要保険会社が6000種類以上の保険商品を提供しており、年間で約500億ドルの保険料総額が見積もられている。世界各地のデジタル企業や保険代理店がexchangeに接続しており、保険に関するさまざまなデータやツールが統合されている点が特徴だ。
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