• 会員限定
  • 2024/04/09 掲載

グローバル金融の責任者81人に聞くセキュリティ対策、先進企業「5つの共通点」とは?

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
EYが大手の金融サービス企業に所属する81名のサイバーセキュリティ責任者に聞いたところ、インシデントの発生件数が少なく、また検知や対応に要する時間も大幅に短縮できる企業には共通点があることが分かった。「セキュリティ先駆企業」が実行する「5つのアクション」とは何だろうか?
photo
セキュリティ先駆企業の5つの特徴とは(後ほど詳しく解説します)

金融機関のセキュリティは企業ごとに明暗

 本稿では、EYがアメリカ大陸、アジア太平洋、EMEIA(欧州、中東、インド、アフリカ)の25カ国に所在する大手企業(売上10億米ドル以上)の500名のサイバーセキュリティ責任者から、各組織におけるサイバーセキュリティ戦略や取り組みに関する見解を聞いた調査のうち、金融サービス企業に所属する81名(日本企業含む)の回答内容に焦点を当てて考察します(図表はすべて金融サービス企業だけの回答内容をもとに統計)。

 分析の結果、サイバーセキュリティに関する客観的な指標において、調査対象の組織を大きく2つに分けることができ、サイバーセキュリティにおいて高い成果を上げている組織を「セキュアクリエイター(セキュリティ先駆企業)」としました。

 「セキュリティ先駆企業」に分類される組織は、インシデントの発生件数が少なく、また検知や対応に要する時間も大幅に短縮されています(図1)。

 金融サービス企業だけの平均値と、それ以外の企業を含む全体の平均値との比較では、特に「将来のサイバー脅威に十分に備えている」の項目において9%の開き(全体平均は53%)があり、金融サービス企業がより積極的にサイバーセキュリティへ投資をし、リスク低減を図っていることが見て取れます。

 こうした成果を導くため、「セキュリティ先駆企業」に属する組織が実践するサイバーセキュリティ・アプローチには、いくつか共通する特徴があります。

画像
図1 サイバーセキュリティ指標に基づく分類
【次ページ】「サイバーセキュリティの採用技術」「先駆企業の共通点5つ」
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます