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  • 2024/09/27 掲載

「シャープEV」にどう影響?フォックスコンの自信満々EV戦略「勝負は2027年」の根拠

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家電大手のシャープは、親会社である台湾の鴻海(フォックスコン)と組んで製作した初のEVコンセプトモデル「LDK+」を発表した。LDK+のお披露目の場となった、シャープが主催したイベントでは、フォックスコンのEV事業を率いるCSO(最高戦略責任者)関潤氏が登壇し、EV市場を巡る同社の戦略を明かした。関氏が、EVの本当の勝負は「2027年以降」に訪れると語った真意とは何か。
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シャープ初となるEVコンセプトモデル「LDK+」は、フォックスコンのEVプラットフォームをベースに開発された。写真は、それと同じプラットフォームを持つフォックスコンのEV「モデルC」。EV販売が低迷する中でもEV事業への積極姿勢を変えない同社の狙いとは
(写真:筆者撮影)

フォックスコンが狙う、1兆4,000億ドル規模の「6領域」

 フォックスコンは、iPhoneや各種ゲーム機などの委託販売企業として成長を遂げてきた。その延長として総合的なエネルギーマネジメントを目指す中で、EV事業に参入した背景を持つ。

 フォックスコンのEV事業を率いるCSO(最高戦略責任者)の関潤氏は、「特にEVは、デジタルヘルス、ロボティクスと並んで次の成長を促す3つのコアと捉えている」と語る。

 さらにこれらの3つに加えて、AI、半導体、次世代コミュニケーションを挙げた。関氏は、「これらの『3+3』のコアビジネスは、グローバル市場で2025年には合計で1兆4,000億ドルに発展する可能性がある」と指摘する。

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シャープ専務執行役員CTO 兼 ネクストイノベーショングループ長種谷元隆氏(左)、鴻海精密工業EV事業 CSO関潤氏(右)によるクロストークセッション
(写真:シャープ)

フォックスコンのEV戦略、混乱期でも「超積極姿勢」を崩さないワケ

 ただし現状では、EVは3つのペイン(悩みの種)を抱えている。その3つとは、Expensive(高価)、Inconvenient(不便)、Unprofitable(儲からない)だ。ドイツのように政府補助金が打ち切られた途端にEVの販売が低迷する国も少なくない。

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