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- 2021/09/09 掲載
トヨタはまだマシ。自動車業界の半導体不足、回復はズバリいつ?
自動車産業の本格的な回復はいつになる?
2021年は米国自動車産業にとってパンデミックから回復した年になるはずだった。ある程度は現実になっているものの、問題は残っている。6月までの米国ライトビークル販売台数は2020年上半期と比較して29.3%増加した。だがこの数値は、2019年4月から販売台数が50%近く減少した2020年4月など、パンデミックによって低迷した月が比較対象となって有利に働いた部分もある。2021年上半期販売台数は、2019年上半期から1.3%減少した。パンデミックの低迷からの回復は、需要を取り戻すだけの問題ではないことが分かっている。実際、需要は素晴らしいように見えるが、供給がない。世界的な半導体不足が、2021年の自動車産業回復に大混乱をもたらしている。その背景には、家電製品の需要増加と自動車メーカーがこれほど早期の需要回復を予期していなかったことが考えられる。
チップ不足を無視するつもりはないが、この問題は最終的には解消されることが分かっている。エンドマーケットの不均衡は解決可能だ。ただし、自動車以外の分野での需要が高く、リードタイムが長いことを考えると、しばらく時間がかかる。
ウォーズは米国ライトビークル季節調整済み年率換算販売台数(SAAR)を3月は約1800万台、4月は約1880万台、5月は約1700万台と発表。これを受けて私たちは、米国ライトビークル5カ年販売予測を引き上げた。6月のSAARは1540万台、7月は1480万台に減少しており、その理由は需要の低さではなく在庫の少なさであると私たちは考えている。
マクロ経済が減速しない限り、2022年は力強い年となり、業界は2月予測発表時の見通しよりも早く1700万台以上に回復すると考えられる。チップ不足の最悪の時期は2021年第2四半期だったと推測されるが、回復には時間が必要で、おそらく早くても2022年までかかるだろう。私たちが追跡対象としている米国の自動車メーカーは、悪いニュースにもかかわらず、かなりうまく持ちこたえている。チップ不足による売却が長期投資家にとっては購入機会になると私たちは考えている。
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