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- 2024/08/27 掲載
やっぱり「JPモルガン」は一線を画すと言えるワケ、「競争力のある金融企業」17社一覧
クレジットカード、資産管理、投資を容易にする商品や調査など、生活に不可欠なサービスを何百万人もの人々に幅広く提供している金融サービス企業。ひとくくりに「金融サービス企業」といっても、競争力を得られる要因は業種によって異なる。業種ごとの競争力の源泉を解説するとともに、「競争力のある金融企業」17社を紹介する。
（Photo/Robson90/Shutterstock.com）
※本記事は、米国モーニングスター社の記事「Best Financial-Services Companies to Own」をもとにFinTech Journal編集部が翻訳・再構成したものです。米国モーニングスターの独占的な権利に属しており、私的利用かつ非営利目的に限定します。また、米国モーニングスター及びその関連会社は、本翻訳記事の利用に関して一切の責任を負いません。
金融企業の「競争力」の源泉とは？
金融サービス企業の中でも、銀行や資産運用会社、クレジットサービス提供企業、金融データ提供企業などそれぞれが競争力を得られる要因はさまざまで、得られた競争力は米モーニングスターによるWideエコノミックモート評価（注1）の源泉となる。注1：エコノミックモート評価とは、米モーニングスターが企業の競争力の強さと持続可能性について「Wide（広い）」「Narrow（狭い）」「None（なし）」という3段階で評価しているものである。なお、「Wide」のほうが高い競争優位性を示す。
その1つがスイッチングコスト（製品切り替えにくさ）だ。たとえば、ひとたび銀行や資産運用会社との結び付きが確立すると、顧客がその銀行や資産運用会社から離れることはまずない。
もう1つはネットワーク効果だ。クレジットカードやインデックスを利用する人が多ければ多いほど、その価値は高まる。コスト優位性には規模や範囲が伴うものだ。そして、顧客に信頼感を抱かせるブランド名のような無形資産もある。
ここでは、「2024年版保有に最適な銘柄リスト」に入った金融サービス企業17社を取り上げる。これら17社はWideなエコノミックモートを切り開き、資本を活用し賢明な意思決定を行うと認められ、リスト入りを果たした。
長期投資にも最適、「競争力のある金融企業」17社
以下のリストは、現在の株価が割安である銘柄を特定するためではなく長期的な視点で作成されているため、これらすべての銘柄が今買い時というわけではない。それでも、投資家の要注目リストとしては有力な選択肢と考えて良いだろう。今すぐビジネス＋IT会員にご登録ください。
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