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- 2024/06/25 掲載
「インフレヘッジ」に役立つ業界はどこ？「プロ厳選5企業」を実名解説
物価高が続く中、インフレヘッジ（インフレによるリスクを回避すること）の手段を知っておいて損はない。そして、インフレヘッジに役立つのが「エネルギー株」だ。現在、株価が魅力的なエネルギー株「上位5社」を解説する。
（Photo/Shutterstock.com）
※本記事は、米国モーニングスター社の記事「The Best Energy Stocks to Buy」をもとにFinTech Journal編集部が翻訳・再構成したものです。米国モーニングスターの独占的な権利に属しており、私的利用かつ非営利目的に限定します。また、米国モーニングスター及びその関連会社は、本翻訳記事の利用に関して一切の責任を負いません。
いま「エネルギー銘柄」が魅力的な4つの理由
エネルギー株が投資家にとって魅力的な理由は、いくつか挙げられる。- エネルギー株は、他のタイプの株式とは関係なく独立したパフォーマンスを示す傾向がある。そのため、投資家はポートフォリオを分散する目的でエネルギー株を購入する。
- エネルギー株の多くは魅力的な利回りを提供しており、高配当株を好む投資家には魅力的だ。
- エネルギー株は原油価格上昇を活用する手段を投資家に提供する。
- インフレ期には通常、石油価格やガス価格が上昇するため、エネルギー株はインフレヘッジに役立つ。
「モーニングスター米国エネルギー・インデックス」の直近1年間のリターンは23.29％で、同期間の「モーニングスター米国市場インデックス」のリターンは28.83％だった。米モーニングスターが追跡しているエネルギー株は現在、4％割安となっている。
いま買うべきエネルギー株のリストを作成するため、私たちは以下の項目についてスクリーニングを行った。
- 米モーニングスターのエコノミックモート評価（注1）がNarrowまたはWideであるエネルギー株。Narrowモート企業は競合他社と最低10年間は戦うことができ、Wideモート企業は20年以上競争力を維持できると考えられる。
- 米モーニングスターの「株価／公正価値」比率（注2）の測定に基づき、エネルギーセクターの平均的な銘柄に比べて割安な銘柄。
注1：エコノミックモート評価とは、米モーニングスターが企業の競争力の強さと持続可能性について「Wide（広い）」「Narrow（狭い）」「None（なし）」という3段階で評価しているものである。なお、「Wide」のほうが高い競争優位性を示す。
注2：株価／推定公正価値の比率が1.00超は株価が過大評価されていることを示し、1.00未満は株価が過小評価されていることを示す。
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