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- 2023/08/15 掲載
米FRB利上げ再開の影響とは? 利上げは「今回が最後」と予想のワケ
編注:本稿の内容は原文記事公開(7月28日)時点のものです。
異例の「スピード」と「規模」の利上げ
米連邦準備理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長が7月26日、追加利上げを発表したが、米モーニングスターでは、FRBの利上げは今回で打ち止めとなり、2024年には大幅な利下げが実施されると予想している。大方の予想どおり、FRBは7月26日の会合でフェデラルファンド金利を0.25ポイント引き上げた。FRBは前回の6月の会合では金利を据え置いていた。だが、これは方向転換というわけではない。FRBはデータ収集強化を優先して6月の利上げを見送ったが、その際、委員の大半は2023年末までに1~2回の追加利上げが適切であるという意見に賛同していた。
今回の動きによってフェデラルファンド金利の誘導目標は5.25%~5.5%まで引き上げられることになる。これは2006年から2007年に到達した前回のピークと一致する。金利が現在よりも高かった時期を見つけるには2001年までさかのぼらなければならない。16カ月で500ベーシスポイント以上という利上げのスピードと規模は、1980年以降のFRBの金融引き締めではほかに例のないものだ。
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