- 会員限定
- 2023/06/23 掲載
AIに莫大な額をつぎ込むマイクロソフト、OpenAIと提携しても「大変化は訪れない」ワケ
いち早くOpenAIと独占的な関係を手に入れたマイクロソフト
マイクロソフトが1月、AI(人工知能)、特に大規模言語モデルの専門企業であるOpenAIに対し、第3ラウンド(米ニュースメディア「Semafor」によれば複数年にわたって100億ドル)の投資を行った。OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏によると、ChatGPTはCEOやソフトウェアエンジニア、一般大衆の注目を集め、わずか5日で最初の100万ユーザーを獲得した「史上最速のテクノロジーサービス」だという。
世界で最もよく知られている生産性向上ソフトウェアであるMicrosoft 365を、世界で最も先進的な基盤AIモデルと組み合わせれば、ソフトウェア業界にパワフルな力が生まれるはずだ。このことが、OpenAIのモデルに早くからアクセスし、Microsoft Azureを通じたOpenAIへの独占的な関係を手に入れたマイクロソフトを、AIブーム最大の受益者の1つに押し上げたと考えられる。
このパートナーシップによって、先進的生成AIの大規模な試験や実験、そして広く利用されているソフトウェアアプリケーションでの採用が可能になる。マイクロソフトはすでにOpenAIの先進的AIをMicrosoft 365、GitHub、Bing、その他のソリューションを含む自社ポートフォリオに導入するべく、急速に動いている。AIがこのように広範に行き渡ることで、顧客のスイッチングコストとマイクロソフトのネットワーク効果は増大し、同社のエコノミックモート(注1)はさらに「Wide」になることが考えられる。
マイクロソフトは初期段階にあるAI分野でリードしているが、他のソフトウェアベンダーも追従すると見られる。つまり、提携関係を結んだり、独自のAIモデルを構築したり、APIを利用してAIを自社製品に組み込んだりするわけだ。マイクロソフトが他社をリードする状況は今後数年間続くだろうが、マイクロソフトだけがAI補完型ソフトウェアを手にしているわけではなく、OpenAIだけが大規模言語モデルを手にしているわけでもない。
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
投稿したコメントを
削除しますか?
あなたの投稿コメント編集
通報
報告が完了しました
必要な会員情報が不足しています。
必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。
-
記事閲覧数の制限なし
-
[お気に入り]ボタンでの記事取り置き
-
タグフォロー
-
おすすめコンテンツの表示
詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!
「」さんのブロックを解除しますか?
ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。
ブロック
さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。
さんをブロックしますか?
ブロック
ブロックが完了しました
ブロック解除
ブロック解除が完了しました