- 会員限定
- 2023/05/19 掲載
「生保・損保採用」が激変、「サステナビリティ」「事業開発」領域が急拡大するワケ
生保業界も「サステナビリティ」の取り組みを強化
銀行ではいち早く「サステナビリティ」の推進組織を立ち上げ、自社グループのサステナビリティ施策に取り組んでいますが、その動きが生保業界でも見られるようになってきました。企業によって方針やフェーズは異なりますが、各社のサステナビリティ経営方針に伴い、大手生保ではこれまでグループ会社ごとに行われていたサステナビリティ施策を本部が統括するなど、機能集約やルール統一、そして社外への広報強化などを図っています。こういった経営管理の流れに伴い、「チーム」から「グループ」へ、「グループ」から「部」へ……など、担当組織の拡充が進められています。
生保会社のサステナビリティ推進の重要課題は「グローバル基準への進化」と「ファイナンスの企画・管理」、そして「サステナビリティに紐づく資産運用」です。人口減少によって国内マーケットが縮小していく中、海外展開を積極的に進めていますが、海外子会社のほうがサステナビリティへの取り組みが進んでいるケースも。そこで、グローバルで求められている水準まで引き上げる必要に迫られているのです。
このような背景から、サステナビリティ推進人材の採用においては、「英語力」が重要要件となります。
「サステナビリティの専門性」とは?
一方、サステナビリティに関する専門知識・業務経験はあまり問われません。そもそも経験者が転職市場にはまだほとんどいない状況ですから、少しでも知見・経験があれば受け入れられるチャンスがあります。たとえば、現在の所属企業でサステナビリティ施策に関する「検討会」「委員会」といったプロジェクトに参加しているような方も採用ターゲットとなり得るのです。実際、社内の女性活躍推進プロジェクトに携わっていた方が選考に進んでいる事例もあります。
また、ポジションによっては「学生時代に環境関連の勉強をしていた」「ゼミで社会課題に向き合っていた」といった方でも採用される可能性があります。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!