- 会員限定
- 2022/06/29 掲載
中高年コロナ禍リストラの「明暗」分けたもの、再就職は「アレ」にこだわるな
前編はこちら(この記事は後編です)
中高年の再就職の「明暗」を分けたものとは
もしも、需要の急激な変化で転職・再就職が難しくなってしまったならば、無理にこれまでと同じ仕事内容や条件を目指さない決断も必要だ。たとえば、製薬会社勤務で薬剤師の有資格者が、早期・希望退職後に調剤薬局に再就職したケースや、製薬会社勤務だった看護師が、介護施設に再就職したケースなどがある。また、税理士資格を持ち大手企業の経理財務部門をまとめていた人が、会計事務所の税理士補助の仕事に就くことも珍しくない。さらに、コロナ以降には、飲食店で勤めていた料理人・調理師が、病院・介護施設の厨房(ちゅうぼう)の仕事に就くケースなどは割とポピュラーになっている。
上記のようなケースは、同じ資格を生かした仕事でも、仕事内容や環境は大きく異なるので、仕事のやりがいも変わり、不安や戸惑いも生まれやすい。大きな変化を嫌って元の仕事との違いがある求人を断る求職者も多い。
しかし、希望どおりの内容では、現在や今後、求人の需要がないかもしれない。スキルや経験上、対応できそうな仕事内容で条件面が問題ない場合、チャレンジしてみることも一案である。キャリアの幅が広がり、今後のリストラのリスクヘッジとなる可能性はある。
【次ページ】スムーズに再就職を成功させるための3つのポイント
関連コンテンツ
PR
PR
PR