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- 2022/06/10 掲載
マスク氏は反論、テスラがESG優秀企業から脱落した「明確な理由」
ESG優秀企業リスト「S&P500 ESG指数」から除外されたテスラ
広く支持されているサステナビリティ指標からテスラが除外されたことで、CEOのイーロン・マスク氏はそれを「詐欺」と呼び、今度はツイッターを次のサステナブル投資の焦点としている。しかし、マスク氏が無視しているのは、サステナブル投資とはテスラが行っているように「どの企業が『環境』を重視した製品を生産しているか」以上のものであるという事実である。ESGという3本柱のうち残る2本は「社会」と「ガバナンス」(企業統治)の問題であり、それこそがテスラに不足していることである。
S&Pグローバルは、テスラの自動運転車が関わった複数の死亡事故に対する連邦政府の調査に、同社が十分に対応しなかったことだけでなく、カリフォルニア州フリーモントの同社工場における人種差別や劣悪な労働条件が訴えられていることを理由に、主力である「S&P500 ESG指数」の構成銘柄からテスラを除外することを決定した。
S&Pは、「自動車および部品業界で企業の持続可能性の重要評価であるESGスコアが上昇した一方、テスラのスコアは変わっておらず、同業他社と比較して低下した」と記している。
それに応えてマスク氏は「テスラはこれまでのどの企業よりも環境のために多くのことをしているにもかかわらず!」この動きが起こったとツイートした。そして同氏は、ESG投資を「詐欺」と呼んだ。
S&Pはテスラを定期的に見直すと述べ、数年先ではあるものの復活への扉を開いた。ツイッターの取締役会が同社を買収し非公開企業にするというマスク氏の申し出を受け入れ、マスク氏が買収資金調達のためにテスラ株を売却したことから、テスラの株価は大幅に下落した。
テスラ株は執筆時点で、709ドルで取引されており、米モーニングスターの1株あたりの公正価値推定である750ドルを下回っている。サステナビリティデータを提供・解析する、米モーニングスター傘下のサステナリティクスは、製品ガバナンスが不十分であることやその他の問題を理由に、テスラのESGリスク評価を「中」としている。
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