- 2024/11/25 掲載
「トランプトレード」いつまで続くか?トランプ政策の恩恵受ける「セクター」はどこ?(2/2)
これからも好調続く? 小型株が上昇
6日には小資本企業からも桁外れのリターンが見られ、「モーニングスター米国小型株インデックス」は正午時点で4%上昇した。「小型株がアウトパフォームしているのは、保護主義政策の恩恵を最も大きく受ける可能性があるからだ」とソスニック氏は言う。エヌビディアやマイクロソフトのような超大型企業はグローバル競争を心配する必要はないが、中小企業は「多少手助けが必要で、それはもうすぐやってくるかもしれない」と同氏は説明する。
パッパラルド氏は、「規制緩和や合併買収が容易な環境は小型株にも大きな恩恵になる」と付け加える。「規制関連のハードルやコストは中小企業にとてつもない影響を与える場合がある。中小企業は大企業に比べ、漸増するコストの克服が難しいことが多いからだ」と同氏は指摘する。
債権市場は“お祭り気分”とは異なる状況……
株価上昇の一方、債券市場では投資家が保有分を売却し価格が下落、米国債10年物利回りは4.4%を超えた。これは、関税や減税などの共和党政策がインフレに影響する可能性について、投資家が懸念していることを示している。「債券市場にとっては好ましくない状況だ。現在のお祭り気分に水を差すことになるかもしれない」(ソスニック氏)
「トランプトレード」はいつまで続く?
「株式市場の未来は誰にも分からないが、6日のような大きな動きが長く続くとは思わない」とストラテジストらは言う。「これは一時的な調整にすぎないと私は見ている。いずれ短い反動期があり、やがて市場参加者は今日の新たなベースラインからファンダメンタルズへと立ち戻るだろう」(パッパラルド氏)
同氏はさらに、「政策変更が企業収益に反映されるのは数年後になることもある」と述べる。
ストラテジストらは「さらに長期で見れば、株価にはまだ十分な上昇余地がある」と言う。ゴールドマン・サックスのアナリストらは「選挙の不透明感の解消に加え、最近の経済成長データに見られる回復力とFRBの利下げ継続が、米国株の短期展望が健全であることの根拠となっている」と6日の顧客向け文書に記している。
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