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- 2024/10/11 掲載
「悲惨すぎる」中国不動産バブル崩壊の中で、「ほぼ唯一」成長している会社の正体
そもそも何が起きているのか……?
中国不動産市場の崩壊の底が見えてこない。中国では経済成長とともに、不動産は「家賃も取れる高利回りの手軽な投資」とみなされ、不動産投資が広く流行した。家賃と売却益を合わせて、数年所有するだけで100%以上の利益が得られることも少なくなく、これが個人消費拡大の原動力となっていた。
しかし現在は、住宅価格が下落するだけでなく、損切りのための売却ですら簡単ではなくなっている。資産が目減りすることは消費マインドに深刻な影響を与え、個人消費は全面的に低空飛行を続けている。
中古物件で93.5とようやく下がる傾向が見え始めたが、多くの庶民は「まだ下がる」と見ており、住むための住宅でもなかなか購入しようとしない。下落の中心は地方都市や郊外であり、需要の高い都市部にはなかなか波及しない。
不動産開発業は作っても売れないことから「躺平」(タンピン=寝てやりすごす)しか手がなく、不動産仲介業では一定の需要がある賃貸住宅利用者の奪い合いになっている。中国では、2020年と2022年に新型コロナの大規模な感染拡大があり、不動産仲介業にとっては大きな痛手となった。さらに2024年になってバブル崩壊と、2年ごとに危機が襲ってきている。
不動産「大不況」時代に「成長を続ける企業」とは
ところが、この不動産業にとって試練の時代に、成長を続ける企業がある。それが、貝殻(KEホールディングス、ベイカー)だ。2017年の創業以来、2020年のコロナ禍で大きく躍進し、2022年の再拡大では減収になったものの、2023年には再び前年比28.2%もの成長をした。2024年上半期も前年とほぼ同水準を維持している。
一体、貝殻は何をどうやって成長を維持しているのか。答えは、テクノロジーと合理的で迅速な経営判断にある。 【次ページ】発想はシンプル、成長の基盤を築いた「3つの発明」
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