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  • 2024/03/07 掲載

2024年に入って「株価上がった5社・下がった5社」、何が上下させているのか?

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2024年の株式市場は波乱の幕開けだった。2023年の大規模な株価上昇は、2024年も続くだろうか。世界有数の運用会社マネージャーらの見解とともに、市場を上昇させる要因と下落させる要因をひも解き、2024年に入り上昇した銘柄と下落した銘柄を紹介する。
執筆:Morningstar  翻訳校正:FinTech Journal編集部
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市場の上昇要因と下落要因を解説
(Photo/Shutterstock.com)
※本記事は、米国モーニングスター社の記事「Can 2023′s Blockbuster Stock Market Rally Continue?」をもとにFinTech Journal編集部が翻訳・再構成したものです。米国モーニングスターの独占的な権利に属しており、私的利用かつ非営利目的に限定します。また、米国モーニングスター及びその関連会社は、本翻訳記事の利用に関して一切の責任を負いません。

編注:本稿の内容は原文記事公開(1月6日)時点のものです。

波乱の幕開けだった2024年、市場を上昇/下落させる要因とは

 2023年終盤の猛烈な上昇後、2024年の市場は波乱の幕開けとなった。「モーニングスター米国市場インデックス」は1月第1週に2.3%下落、投資家は米国連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが予想よりも遅くなりそうな可能性を理解し始め、国債利回りは上昇した。

 2023年の今頃は市場観測筋がインフレの暴走、金利の制限、そして消費者の疲弊について警鐘を鳴らしており、それらはいずれも痛みを伴う景気後退が差し迫っていることを指摘していた。

 しかし、経済は健全性を維持し、金融市場も活況を呈したのだから驚きだ。メガハイテク株の急騰によって米国市場インデックスは年間26%以上のリターンを記録し、FRBはインフレとの戦いに勝利したように見え、利下げが現実味を帯びてきた。

 2023年に株価を急騰させた要因は、2024年も引き続き上昇をけん引するだろうか。2023年12月の雇用統計はエコノミストの予想を上回る好結果となり、中央銀行が労働市場にダメージを与えることなくインフレ抑制に一歩近づいたことを示唆した。もちろん、労働市場の過熱は投資家にとって逆の結果をもたらしかねず、FRBに利上げの長期化を強いることになり得る。

 以降では、今後数カ月の間に市場を上昇させ得る要因と、逆に下落させ得る要因を挙げていく。

注目すべき要素1つ目は「インフレ率」

 米運用会社ウエスタン・アセット・マネジメントのポートフォリオ・マネージャーであるジョン・ベローズ氏は、「2021年と2022年、そして2023年初頭は、高インフレが現実的な課題だった」と語る。しかし、インフレ率は2022年夏に記録した40年ぶりの高水準から低下し、FRB目標に近い水準で推移している。

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