ブロックチェーン開発基盤を提供するセトルミント（SettleMint）は8月3日、セトルミントジャパンを設立、日本市場に向けた本格展開を開始すると発表した。企業向けのブロックチェーン開発基盤「SettleMint Blockchain Transformation Platform」とブロックチェーンアプリ開発の受託開発をサービスとして提供する。

　Blockchain Transformation Platformは、ブロックチェーンを活用したシステムの開発において、開発に必要な機能をワンストップで提供する、開発者向けローコード基盤である。

　開発者がBlockchain Transformation Platform上から、ブロックチェーンのプロトコルの選択、デプロイするパブリッククラウドやロケーション、ノードの立ち上げを直感的な操作で実現でき、インフラレイヤーを最短3分で立ち上げることが可能という。

　また、スマートコントラクト（契約の自動化）の設計やIPFSなどのブロックチェーン特有の開発レイヤーもすべてプラットフォーム上から設計、構築が可能という。選択可能なプライベート・パブリック両方のさまざまなプロトコルのチェーンを、マルチクラウド、マルチリージョンにて展開が可能であるという特徴を持つ。


　セトルミントジャパンでは、同時にブロックチェーンの事業開発支援のコンサルティングの提供も発表、企業のWeb3事業開発を支援するほか、従業員向けブロックチェーントレーニングの提供を担う。代表の森田氏は、「国内のWeb3 コミュニティの発展にも貢献したい」と説明した。

　同社は富士通とのグローバルな戦略的パートナーシップを結んでおり、このパートナーシップを日本国内にも適用することで、富士通からのSettleMint製品の再販や日本語によるサポート体制も構築するとしている。