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- 2023/05/23 掲載
今アルファベット株とメタ株が魅力的なワケ、2023年から風向き逆転した理由を徹底解説
編注:本稿の内容は原文公開時(5月8日時点)のものです。
第2四半期は比較的停滞、第3四半期は景気縮小の見込み
スーザン・ジウビンスキー氏(以下、ジウビンスキー氏):こんにちは、米モーニングスターのスーザン・ジウビンスキーです。本日は米モーニングスターのチーフ・マーケット・ストラテジストであるデイブ・セケラ氏に、決算シーズンに入ってこれまでに得られた重要情報についてお聞きします。ケセラ氏にはその後、注目のハイテク企業について、追跡担当の別の米モーニングスターのアナリストと意見交換を行っていただきます。デイブ、ようこそ。現時点で、実体経済の企業からどのような情報が得られていますか?
デイブ・セケラ氏(以下、セケラ氏):資本財を担当するアナリストと話したところ、彼から実に興味深いコメントをもらいました。現時点では、「認識よりも現実のほうが良さそうだ」というのです。つまり、彼が参加した多くの決算カンファレンスコールでは収益はかなり良かったようです。
大半の企業の経営陣が年初時点で業績を下方修正するか、かなり保守的な見通しを示していました。ですから、業績目標を達成する、あるいは上回るのは容易でした。ただし今後に向けてのガイダンスについては、「経済が減速し始めたという見方が一般的だが、そのスピードは急速ではない」とするものが大半だと私は考えています。
次に彼は、資本財をロングサイクルとショートサイクルに分類しました。ロングサイクルとは製品の製造開始から実際に販売されるまでの期間が最も長いもので、この分野はこれまでのところ非常によく持ちこたえています。景気循環の現時点ではそれを期待するのが普通だと思います。
しかし、彼が注目したのは製品の製造開始から販売までの期間が短いショートサイクル企業で、そこが最も弱くなってきていると指摘しています。この指摘は、「第2四半期は比較的停滞し、第3四半期には景気が縮小する可能性がある」という私たちの経済的見解と一致していると思います。
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