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- 2022/06/18 掲載
過熱する米インフレ、FRBが記録的「0.75%利上げ」を決定した深刻背景事情
編注:本稿の内容は原文公開時(6月10日時点)のものです。
過熱するインフレ、CPI上昇が大幅加速した5月
全体的なインフレ圧力は2022年後半には落ち着くはずだが、今のところ、ガソリンや食品の価格上昇を主な要因に、インフレは依然40年ぶりの高水準にとどまっている。米国労働統計局(BLS)の報告によると、消費者物価指数(CPI)は4月から5月で1.0%上昇、4月の0.3%上昇から大幅に加速しており、上げ幅はエコノミストの予測よりも大きかった。CPIは年間ベースで8.6%上昇、1981年12月以来最大の12カ月間上昇率となった。BLSによると、5月の上昇は広範囲にわたるもので、シェルター(家賃/宿泊費)、ガソリン、食品の指数が最も大きな要因として機能した。
月次ベースで変動しやすい傾向がある食品とエネルギーの価格を除いた指数も、5月には予測を上回る上昇を示した。これはいわゆる「コアCPI」と呼ばれるもので、5月には0.6%上昇、4月に記録された上昇率と同じだった。
米モーニングスターのチーフ米国エコノミストであるプレストン・コールドウェル氏は、「インフレはウクライナでの戦争など、一時的な問題を要因として継続しているが、高インフレが経済に組み込まれないようにするためには、おそらくFRBの積極的な引き締めが必要になるだろう」と述べている。
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