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- 2022/12/02 掲載
伝説の投資家ウォーレン・バフェットが、TSMC株を「爆買い」したこれだけの理由
伝説的な投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハサウェイが前四半期に台湾積体電路製造（TSMC）の株式を大量に取得した。バフェット氏の「TSMC株は買いだ」という判断に、米モーニングスターも同意している。その理由を、同社の現時点での評価や将来性とともに説明しよう。
（写真：ロイター/アフロ）
※本記事は、米国モーニングスター社の記事「Warren Buffett Thinks TSMC Stock Is a Buy, and So Do We」をもとにFinTech Journal編集部が翻訳・再構成したものです。米国モーニングスターの独占的な権利に属しており、私的利用かつ非営利目的に限定します。また、米国モーニングスター及びその関連会社は、本翻訳記事の利用に関して一切の責任を負いません。
TSMCとはどんな企業？
台湾積体電路製造（TSMC）は世界最大のファウンドリ、すなわち半導体製造専門企業である。同社は顧客独自の設計に基づいて集積回路を製造している。TSMCはこれまで長きにわたり、半導体企業が統合デバイスメーカーから製造を外部委託する設計企業へと移行する世界的トレンドの恩恵を受けてきた。すべてのファウンドリがそうであるように、TSMCは極めて循環的な市場において顧客向けに工場を運営するためのコストと設備投資を引き受けている。この循環性は、需要急騰期にファウンドリが生産能力を過剰に追加する傾向があることに起因する。
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