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- 2022/07/08 掲載
圧倒的追い風のサイバーセキュリティ業界、注目すべき「過小評価されている」5社
かなり割安なサイバーセキュリティ銘柄
2022年初め、大手サイバーセキュリティ企業銘柄の多くは、市場全般の下降気流に直面しても持ちこたえただけでなく、ロシアのウクライナ侵攻後もアウトパフォームした。しかし最近では、サイバーセキュリティ銘柄が他のテクノロジーセクターとともに引き下げられている状況が見られる。米モーニングスターが追跡しているサイバーセキュリティ企業5社は、各社とも当社の本質的評価からかなりの安全マージンをもって取引されており、米モーニングスターによる格付け(注1)は4つ星または5つ星のいずれかとなっている。
過少評価されているサイバーセキュリティ銘柄 | |||||
銘柄 | ティッカー | モーニングスター格付け | 株価/公正価値 | エコノミックモート | 時価総額(10億ドル) |
クラウドストライク | CRWD | ★★★★ | 0.81 | Narrow | 36 |
フォーティネット | FTNT | ★★★★ | 0.79 | Wide | 43 |
オクタ | OKTA | ★★★★★ | 0.42 | Narrow | 13 |
パロアルトネットワークス | PANW | ★★★★ | 0.82 | Wide | 48 |
ゼットスケーラー | ZS | ★★★★ | 0.67 | Narrow | 20 |
最近の下げ相場領域に至る株価急落以前にこれらの銘柄がどれだけ持ちこたえていたかを考えれば、多くのポートフォリオマネージャーが売りたい銘柄ではなく、売れる銘柄を売ることに切り替えたと当社は見ている。「経済が先行き不透明であり、高インフレの時期でも顧客がサービス縮小を望まない高成長産業に投資する機会を投資家に提供した」というのが当社の見解である。
また、特異な問題のために今年株価が急落した非大手サイバーセキュリティ銘柄の中には、現在、当社の追跡対象株式リスト全体で最も低い評価レベルで取引されているものもある。たとえば、オクタとゼットスケーラーはいずれも、年初来で50%をはるかに超える下落率を示している。ただし、両社の長期展望については、市場は過度に悲観的であると当社は考えている。
サイバーセキュリティ業界では長い間、新たなテクノロジーや製品の追加を目指す大企業による、数多くの小規模な事業買収が行われてきた。しかし、マンディアントが3月にアルファベットによる買収に合意したように、最近になって大規模な買収も見られる。とりわけ評価が現在より低い水準に下がった場合、さらに大規模な買収が起きても驚くにはあたらないだろう。
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