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  • 2021/09/29 掲載

成長確実のEV市場、それでもスタートアップ投資は避けるべき? リスク見分ける“3視点”

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電気自動車(EV)は今後10年間の大幅な成長に向けた準備が整っているが、それはすべてのEVスタートアップ企業が安全な投資先であるという意味ではない。投資家はこの分野の新興企業の株式購入に対するリスクを十分に比較検討する必要がある。
執筆:Morningstar、翻訳校正:FinTech Journal編集部

執筆:Morningstar、翻訳校正:FinTech Journal編集部

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SPACなどの新興企業向け投資は、拡大するEV需要から利益を得る最善策ではないかもしれない

※本記事は、米国モーニングスター社の記事「Steer Clear of Electric Vehicle Startups?」をもとにFinTech Journal編集部が翻訳・再構成したものです。米国モーニングスターの独占的な権利に属しており、私的利用かつ非営利目的に限定します。また、米国モーニングスター及びその関連会社は、本翻訳記事の利用に関して一切の責任を負いません。

EVサプライチェーン全体にチャンス、新規参入企業の見込みは?

 ジョー・バイデン大統領は先頃、米国の電気自動車販売を対象とした大統領令に署名する計画を発表した。この大統領命令は、新車販売に対するバッテリー式電気自動車とプラグインハイブリッド車の両タイプの電気自動車の割合を、2030年までに40~50%にするよう要求するものだ。この発表は、議会の充電インフラ強化計画とともに、米国でのEV成長と採用への道筋を開く手助けとなる可能性がある。

 テスラ、BMW、フォード、ゼネラルモーターズなど大手自動車メーカーは、EV製品ラインナップを長期的に拡大することで世界的なEV成長から利益を得るための態勢を整える動きをすでに開始している。EVの採用が増えると、充電、バッテリー、半導体など、EVサプライチェーン全体の企業にチャンスが生まれる。

 スタートアップ企業も入り交じっているが、新規参入企業はEV採用が拡大し続けたとしても、投資家のリターンを損なう恐れのある企業固有の高リスクを抱えている可能性がある。

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