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DXで「つながる製造業」が今危ない、識者が警鐘「国内工場8割がセキュリティ不十分」
DX推進に伴って高まる、サイバー攻撃のリスク。製造業の現場ではIoT化が進むにつれ、サプライチェーン経由で不正侵入された例も増えている。製造業のセキュリティ対策は必須だが、具体的にどう取り組むべきか。取り組む際の課題も合わせて、名古屋工業大学 産学官金連携機構 ものづくりDX研究所 客員准教授の佐々木弘志氏が解説する。つながる製造業、高まるサイバーリスクにどう対応?
そんな佐々木氏が警鐘を鳴らすのが、製造業におけるサイバー攻撃のリスクだ。
「サイバー攻撃は、下請け・関連企業などのサプライチェーンを経由して実施されるケースがあります。たとえば近年、大阪急性期・総合医療センターが取引先経由のサイバー攻撃によって診療停止するケースがありました。製造業の事例ではありませんが、製造業にも共通する脅威です」(佐々木氏)
大阪急性期・総合医療センターは、2022年10月にサイバー攻撃を受け、大規模なシステム障害が発生。契約する給食事業者と閉域網で接続するサーバを踏み台に、センターの電子カルテシステムが攻撃された。電子カルテが使えず、診療が2カ月以上制限されたことで、十数億円の利益損失が見込まれている。
「本件は、サプライチェーンの弱い部分に対する攻撃でした。製造DXが進み、ITと工場の接続が増える中では、常に起こり得る脅威です。ただし、製造DXにセキュリティが必要な理由は、サイバー攻撃リスクだけではありません。また、実際にセキュリティ対策を進める際にはさまざまな課題があります」(佐々木氏)
製造業はどのようにセキュリティ対策に取り組めば良いのか。以降では、製造業におけるセキュリティの課題を明らかにしつつ、経済産業省の工場セキュリティガイドラインの活用方法も含めて紹介する。
この記事の続き >>
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・製造DXのセキュリティ対策はもはや「ビジネスの参加条件」
・工場セキュリティ(OTセキュリティ)を阻む課題、実現に必須の視点は
・佐々木氏が伝授、経済産業省「工場セキュリティガイドライン」はこう使う
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